令和8年合同賀詞交歓会を開催
(一社)日本オートケミカル工業会(JACA・廣瀨德藏理事長)および(一社)全国自動車用品工業会(JAAMA・加藤学理事長)は2026年1月21 日、東京都新宿区のホテルグランドヒル市ヶ谷で令和8年合同賀詞交歓会を開催した。
会は廣瀨理事長挨拶、経済産業省・国土交通省の来賓挨拶に続き、自動車用品小売業協会の小林喜夫巳会長による乾杯でスタート。現場の熱気に裏打ちされた自動車への関心の再燃、EV一辺倒からの政策的見直しと素材・自動車産業政策の具体的な取り組み、全国で整備を受けられる環境維持に向けた行政の役割、高度化する時代におけるAIと人間の「挑戦の心」の協調が、それぞれの立場から語られた。
廣瀨理事長は「鈴鹿サーキットやオートサロンで体感した『人の集まり』『若者の熱気』を具体的な数字と光景で伝え、近年停滞が語られがちな自動車文化に再び火が灯っているという手応えを示した。後半では、50年越しのファンである松任谷由実(荒井由実)への想いから、コンサート後の偶然の出会いまでを時系列で語り、「夢は大きく持ち、語り続け、目標とプロセスを計画して実行する」ことが、逆風下の経営を支える原動力になったと自身の哲学を結晶させた」と、参加者の健勝と企業の繁栄を祈念して挨拶を結んだ。
経済産業省製造産業局素材産業課の新田課長補佐と自動車課の高木課長補佐からは、EVブームの過熱から冷静化への局面転換、内燃機関の再評価、素材産業の川上最適化や排出量取引の実装準備、国際通商動向と国内の取引適正化への対応など、政策の現況が報告された。業界の実態に寄り添い、制度設計・運用面で「民間の稼働率・収益性が上がる仕組み」を意識しながら支援継続の姿勢が示された。
今回初参加の国土交通省自動車整備課の多田課長は、自動車用品業界が担う「安全・快適性向上」の重要性に敬意を表し、車検整備という行政領域と用品業界の目的の一致を強調。自動車の高度化が進む中でも「全国どこでも車検・整備を受けられる環境」を維持する必要性を掲げ、その達成には整備事業者のみならず「高品質な製品供給」を担う業界の力が不可欠だと述べた。今後の連携への期待も示した。
自動車用品小売業協会・の小林会長は、年始に多くの自動車関連新年会へ出席した経験から、各所で響いた「激しい変化の中で改革せよ」というメッセージを紹介。オートサロンに溢れた若者の熱気を目の当たりにし、車離れが語られる現状でも「ワクワクに応えるのが私たちの仕事」と再確認。AIの「精度」と「スピード」を称えつつ、「AIに任せるべき部分」と「人の思い・目標・挑戦」を掛け合わせることで新たな改革が生まれると挨拶した。


主催者を代表して挨拶する廣瀨德藏理事長

経済産業省製造産業局素材産業課 新田渉課長代理

経済産業省製造産業局自動車課 高木直樹課長代理

国土交通省物流・自動車局自動車整備課 多田善隆課長

乾杯の発声は(一社)自動車用品小売業協会(APARA)小林喜夫巳会長

中締めは(一社)全国自動車用品工業会(JAAMA)の加藤学理事長










